「「ビジネスブログ」は企業にとっての福音か――小暮正人氏」
ITmedia エンタープライズに「「ビジネスブログ」は企業にとっての福音か――小暮正人氏 」というコラムが掲載されました。こちらも一読の価値があるものですので、ビジネスブログに興味がある方は読んでみてください。
こちらに関してもちょっと引用してコメントを書いてみます。
>当時、インターネットの利用者数が今とは比べものにならないほど少なかったせい
>もあり、ホームページが企業の営業活動に大きく貢献するという点はあまり着目さ
>れておらず、ブームに乗って作られたホームページたちは、その後なんの利益もも
>たらさずに朽ちていったのである。
どうなんでしょうか。今、ウェブサイトを持っていない会社というのは実際ほとんどない気もします。もちろん、それらのほとんどがきちんと機能しているとは思いません。ただ、「なんの利益ももたらさず」というのはどうなんでしょうか。少なくとも、ウェブサイトを持っていないと不利益が生じる、ということはあると思います。
>ホームページブームと同様に「Blogをはじめておかなくては」という、いわゆるBlogを
>持つこと自体が目的化してしまっているケースも多いように見受けられる。
僕自身、かなりの企業のブログを見てきていますが、まだ「目的化してしまったブログ」はほとんど見たことがありません。こういうオフィシャルなところに書くコラムではなかなか難しいかもしれませんが、是非事例を提示して欲しかったと思います。ブログにはコンテンツマネージメント、閲覧者とのコミュニケーション、SEOといった側面があると思いますが、これら全てを全く実現していないようなブログが果たしてあるんでしょうか。
>忘れてはいけないのは「無理してBlog化する必要はない」ということだ。
これは全くその通りだと思います。
>Blogは“魔法のツール”ではない。使う人次第で輝きもすれば、錆び付いてしまうこともあるのだ。
これも全くその通りだと思います。露出度が高いことから、きちんと更新していなければそのことが目立ってしまいます。誰が、どういう方針で、どのくらいの頻度で更新していくのか。これらがきちんと検討されている必要があるでしょう。